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解放弦
パルコプロデュース 解放弦

初・倉持裕さんの本。
ペンギンプルペイルパイルズをスカパーで見たけど、感じたのは「静かな居心地悪さ」
なんだか、その場にいるわけでもないのに、なんだか、きゅぅぅっとなる。

舞台は農家。
接点のない遠山と恵子が「できちゃった婚」をする。
納得のいかない、遠山とバンドメンバーでもある友人の門田。
同じく、バンドメンバーでもあり、遠山の元恋人の依代も、不審げ。

実は、遠山はカモ農法をしだしたら、稲の苗まで食べちゃう「食いしん坊」という鴨のせいで、最初にカモ農法をしだした遠山が、その被害の借金を背負っていた。
急なこの結婚は、なにか関連性があるのではないか。

そして、恵子とケンカをして、飛び出した遠山は、進藤夫妻(妻は売れっ子漫画家、夫は売れない漫画家)の車に轢かれて、右腕が動かなくなる。
進藤夫妻は償いで、住み込みで遠山の家の世話をしだす。

それぞれの思いがうずまく、ラブストーリー。

すっごい、居心地が悪い思いをしました!
案の定、きゅぅぅぅぅってなった。
TVの比じゃないね! あれ!!
帰ってこのレビュー、書くことできなかったもん。
今になってようやく書けるようになりました。(現在9月28日)


なんだろう。
「好き」という感情が、リアルに、リアルにうまくいっていない様子。
始終、素直に感情をむき出しにしている門田さんを見ていると、すごくなんだかほっとした。
夫が恵子に思いを寄せていると気づいた売れっ子漫画家の進藤素江のキレる姿とか、すごい爽快だった。
「あたしはすごく頑張っている」と叫ぶ姿は、なんだか救われた。


多分、客観的にストーリーを見ると、透明感のある、キレイな話なんだよね。(事実、すごく透明感がある話でもあった。)
けども、あの居心地の悪さ。
不快感とまではいかなくて、でも、「う〜……」となってしまう。
パンフレットにも「居心地の悪い居心地の良さ」とある。
たとえるならば、なんか、電車の椅子に、他の人の体温がずーっと残って違和感を感じ続けているような、あのくらいの不快さ。


うーん。
多分、私の好みの演劇ではない。(私はもっと突き抜けた、痛みのあるモノが好き。)
うん、好みではないと思うのだけど、

すごい

と思ってしまう。
そんな、なんとも一言では言いにくい演劇でした。




余談。
休憩中、ジュース飲んでいたら。
「あれ? どっかで見たことあるなー」と思う人を見つける。
じーと見ていたら。
目が合う。
そして、相手もなぜかじーと見て目をそらさない。

「誰だっけだれだっけ。学校の人(TAで、2、3年生と面識がある)だったら、多分挨拶されると思うんだけど……。……んー。いや、そもそも、あんなに目を惹く存在感のある生徒がいるなら、すぐ分かるはずだし。……え?目を惹く……? ま、まさか……(広島の役者さんで私が好きな)吉本武史さん?(演じているときの顔しか知らなくて、しかも演じるたび結構顔が変わる印象なので、”普段顔”は知らなくて確証がもてない」

…………

………………

……………………

も う 、 今 更 、 目 を 逸 ら せ な い 。

どうすればいいんだ。


と、気まずく思っていたら、吉本さん(仮)に話しかける人が出てきて、目を逸らすことがようやくできました。
(話しかけていた人も見たことあるような気がしたので、やっぱり吉本さんだったのかなぁ……)

そんなミニハプニング。
08/09 21:32 | [記録]演劇 | CM:0 | TB:0
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